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09月19日
011 小石川|文京区
この建物は昭和29年に建てられた築後54年が経過した木造2階建ての連棟式住宅である。 昭和50年生まれの私からすると、この建物は大先輩にあたる。 リノベーションには二つの側面があると私は考えている。 ひとつめは、新築では得ることの出来ない自由な空間や自分らしさを実現できる空間の為のリノベーション。 ふたつめは、建物を延命する為のリノベーションである。 このリノベーション計画は、ふたつめの「建物を延命する為のリノベーション」にあたる。 この建物は大通りに面しており、周辺にはビルやマンションが立ち並び現状では周辺と同じ様に時を刻む事を忘れてしまっている。 しかしながら、それが故リノベーション次第では、需給バランスの関係で希少価値の高い建物に変わる可能性は大いに秘めている。 オーナーはリノベーションを施した後、収益物件にする事を希望されており、この計画においてのポイントは、「大先輩」であるこの建物に現役復帰していただく事にある。
(文:ルーヴィス・福井信行) ![]() ![]() |

