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01月15日
022 みどり荘|横浜市
"昭和"から"ショーワ"へ 若者といわれる人々の多くはすでに人生の半分以上を 平成の時代の中で過ごしてきています。 物心ついたときには身近にケータイ、パソコンが当たり前のようにあった彼らでも、 昭和的なものを見ると「懐かしい~」と言っています。 それはすでに自分の過去体験と照し合せての「懐かしい」ではなく、 純粋に「懐かしい」とはこういうものだという学習の結果なのだと思います。 昭和ではなく"ショーワ"。 ひとつのスタイルとして、モダン、シンプル、デコラティブ等と 並列に理解されているもののような気がします。 今回の築36年のモクチン(木造賃貸)アパートは 稼働率0パーセントの状態が1年以上続いていました。 しかし稼働率の低下は何もこの物件に限った事ではなく、 経年とともにほとんどの賃貸物件が経験すること。 加えて築年数と反比例して家賃は下がるという問題に直面します。 経年は必然であるけれども、それに伴う賃貸物件としての価値の低下は本当に必然なのか、 これはリノベーションの存在意義にもつながってくる話だと思います。 古い物件を今の新築にはないすばらしいものをくれるタイムカプセルだと思うこと、 経年をポジティブに捉えること、それがリノベーションの最大のモチベーションであり、 リフォームとの違いなのではないでしょうか? 話は戻って、今回のモクチンにいかに劣化しない価値、競争力をつけるか。 初見のインスピレーションを大事にしてみようと決めました。 "ショーワ"、その一言に集約できると思います。 「なんとなく懐かしい」を「懐かしい~」に変える方向で進めました。 "ショーワ"どまんなかは昭和30~40年くらい、 「ろくちゃん!」のあの映画の時代を経験していない私たちが作る"ショーワ"は きっと本当の昭和を経験した人達には間違いだらけに映ることでしょう。 でも昭和から派生し離陸した今はその小さな間違いがいくつも重なる事で 成り立つ新しいスタイルになりました。 (文:ルーヴィス・天野愛) ![]() ![]() |

