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02月24日
027 下目黒|目黒区
ヴィンテージマンション 今回のリノベーションは、オフィスエコーさんの設計によるご夫婦の住まいづくり。 施工管理のお手伝いで、予算と相談しながら内容を調整していった。 その結果、手を付けると箇所と手をつけず既存を利用する箇所に振り分け、 自分達でできることはやる、という姿勢でリビング・寝室をメインに進めていくことになる。 このマンション雅叙苑は、1970年代の大型マンションブームの真っ只中に建てられた、 5棟395戸からなる大規模なマンション。ロケーション、管理体制の面からもヴィンテージと人気を博す。 南側には目黒川が流れ、高台に立っているため明るく、視界をさえぎる建物ない。 そんなひらけた景色を眺められるリビング・寝室を重点的に改修していくという、 優先順位を見極めたリノベーションは、賢い選択ともいえる。 話は変わるが、 築年数が古いマンションは、解体後に期待もしないことが起こり、進行を妨げることが多々ある。 今回も、天井裏から4本の太い配管がすがたをあらわした。 天井は躯体むき出しに塗装の予定。見た目にはとてもお邪魔になる。 結果的には現在使用しておらず、撤去することが出来たのだけれど、 そのとき驚いたのは、管理組合に見せてもらった図面。 鍵の掛かった棚からは、手描きの図面が大量に現れ、今でも大切に保管されていた。 竣工当時の395戸すべてを網羅するすべての図面がきちんと管理されている。 このマンションが40年間、大事に整備され、大事に管理されてきたということがわかる。 リノベーションによって、部屋は新しく生まれ変わるが、マンション自体は生まれ変わることはない。 マンションリノベーションで感じることは、 私達は室内を改修し施主に引き渡すことが役目だが、 施主にとっては、同時にマンションに移り住むことになり、 毎日をこのマンションで過ごすことになる。 管理の面でもヴィンテージと呼ぶに相応しいこのマンションは、40年もの間大事に管理されてきた。 このことが、住民の誇りになり、リノベーションされた部屋に相乗効果をもたらすかもしれない。 (文:ルーヴィス・佐藤麻紀) ![]() ![]() |

