「はなのハンモック」
花の海の上に浮かぶ大きなハンモックです。花畑の上のハンモックに揺られながら日比谷公園の豊かな自然や都会の中で大きく広がる空を感じることができる。ハンモックの下に広がるお花の海は、夜になるとライトアップされ昼間とは違った幻想的な姿となる。
ハンモックの網は廃棄予定の漁網を回収し、アップサイクルした糸から作られている。四方を海に囲まれた日本では特に海洋ゴミによる海洋汚染、生態系への影響が問題となっており、イベント会期終了後にハンモックの一部は再利用され、網は最終的に廃棄されることなく魚網のリサイクル技術によって再び素材となるなど循環のデザインにのせていく。
東京都が開催する「花と光のムーブメント」という祭典で、ゆったりとハンモックに揺られながら花の香、陽の光や風を感じ、私たちの生活をとりまく自然環境に意識を巡らせてほしいという想いから生まれた作品である。
「はなの灯籠」
江戸城の堀の名残である心字池に浮かぶ花灯籠である。光の粒を携えた花一輪を来場者の方々の手で水辺に浮かべていただくワークショップを開催した。
日中は池の中に色とりどりの花が浮かび、日が暮れると、光の粒が花を一輪ずつ照らし出し、池の中に「花と光の群像」を作り出す。公園を吹き抜ける自然の風にゆらめいたり、周りの自然と溶け合いながら期間限定3日間のみ現れるここにしかない風景を生み出す。
Playground Becomes Dark Slowly
会期:2024年4月27日(土)~5月12日(日)
会場:日比谷公園(東京都千代田区千代田1)主催:東京都(花と光のムーブメント)企画:山峰潤也
出展アーティスト:大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕グラフィック:桑田亜由子
会場サイン計画:永山祐子建築設計
制作・運営:エイベックス・クリエイター・エージェンシー、ライツアパートメント
協力:公益財団法人東京都公園協会
Title Playground Becomes Dark Slowly
Date 2024.4.27 – 2024.5.12
For exhibition
At 東京都、千代田区、日比谷公園
Status Completed
Website https://www.tokyo-park.or.jp/special/2024art_hibiyapark/
Staff
Direction 永山祐子 中村祐太郎 松井陸
Organize 東京都(花と光のムーブメント)
Build 株式会社ジャクエツ(はなのハンモック)、ROOVICE(会場サイン)
Structural Design 株式会社ジャクエツ(はなのハンモック)
Lighting Plan 大光電機株式会社
Planting Design SOLSO
Cooperation ニチモウ株式会社、株式会社リファインバースグループ、
森網漁網株式会社
Photo Nobutada Omote
種別 |
イベント |
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設計 | |
設計担当 |
永山祐子 中村祐太郎 松井陸 |
施工 |
はなのハンモック: 株式会社ジャクエツ |
施工管理 |
荒井良太 加藤孝二 | ROOVICE |
撮影 | |
主催 |
東京都(花と光のムーブメント) |
構造設計 |
株式会社ジャクエツ(はなのハンモック) |
照明計画 |
大光電機株式会社 |
植栽 |
SOLSO |
協力 |
ニチモウ株式会社、株式会社リファインバースグループ、森網漁網株式会社 |
所在地 |
東京都千代田区日比谷公園 |