木造2階の戸建てリノベーション。
1階は、仕事をご自宅でされるご夫婦のために書斎をメインとし、2階を居室スペースにしています。 1階は、白い塗装壁に長尺シートを使用した無機質な空間。ご夫婦それぞれの仕事部屋を分ける廊下は洞窟をイメージしています。 廊下の1番奥にはご夫婦がこだわられた洗面器と壁一面の鏡を設置し、部屋から廊下に差す明かりと鏡に反射した廊下が、より洞窟らしさを表現します。 また、隣接する浴室には洗面器と色味を合わせたタイルを選定し、廊下と繋がりを持ちながらまた異なった雰囲気となっています。 2階は、1階の書斎とメリハリをつけた、木材の温かさを活かした空間です。 リビングと寝室を間仕切る壁に、身長丈ほどの本棚を造作。ほかの家具と調和するようにデザインをしており、家族の持つ本や作品によって彩られています。 課題となっていた既存の構造柱も、家具に合わせた塗装をすることで空間の一部として残しています。